煙が全く出ないタバコ「かぎたばこ」を実際に使ってみた!

生活

タバコは年々高くなり、喫煙所は年々減っていき、私たち喫煙者にはとても肩身が狭い世の中になってきました。

ちょっと前までは駅とか新幹線でも吸えてたのに、今だと吸える場所を探すほうが大変になってきました。

しかも2020年4月からは、飲食店さえ原則禁煙となります。

これまでは居酒屋でタバコを吸えるのは当然だったし、ドトールやタリーズコーヒーみたいなカフェでも吸えるケースが多かったのに、原則禁煙というのは非常に厳しいです。

 

「これはさすがにマズイ!」
「どうせならこの機会にタバコを辞めたい!」

と思いましたがも、そうカンタンに辞められるなら苦労しません(笑)

 

そこで考えたのが、煙が全く出ない「かぎたばこ」を試してみることです。

名前だけみると危ない印象を受けますが、ちゃんと日本でも流通しているたばこです。

まだマイナーですが、日本だとJTの「ゼロスタイル・スヌース」という製品もかぎたばこに該当します。

かぎたばこは口の中に入れて使うタバコ

「かぎ」たばこというぐらいだから、鼻で匂いでも嗅ぐのかなと思っていましたが全然違いました。

 

かぎたばこは、こんな風にタバコの葉っぱをメッシュ状の袋に詰めたタバコです。

小さな小さなお茶パックという感じもします(笑)

そしてこれを口の中、正確には、歯茎と唇の間に入れて使います。

上の前歯周辺の歯茎って若干くぼんでるので、その隙間に入れる感じですね。

比較用として10円玉しか無かったんですが、粒ガムよりも少し大きいぐらいのサイズです。

 

外観(両面)はこんな感じです。

ちなみに左側はバニラで、右側は伏せてますがミントメンソールのかぎたばこです。

 

「タバコの葉っぱなんか口に入れるのか!?」

って最初は抵抗がありましたが、すぐに慣れます。

というかタバコを吸うよりクセが少ないんで、使い心地は結構良いです。

 

持続時間は個人差もありますが、私の場合は30分ほど味とニコチンを感じられました

最初のうちは、口の中に入れた時に歯茎にピリピリ感を感じると思いますが、痛いレベルではないしすぐに慣れます。

かぎたばこはニコレットと同じ仕組み?

「ニコチンなんて口に直接入れて大丈夫なの?」

と感じる方も多いでしょう。私のその一人でした。

でもかぎたばこの商品説明に「唾液を飲んでも大丈夫です」と書かれてたんで、ちょっと安心しました。

しかもよく考えれば、かぎたばこと「ニコレット」は使い方が同じなんです。

 

禁煙をちゃんと成功させたい人向けに「ニコレット」という医薬品があるのをご存知でしょうか。

ニコレットは、一昔前まではCMとかでも良く放送されてたような記憶があります。

 

そしてニコレットの使い方は、かぎたばこと同じです。

ニコレットの公式サイトには、以下のような記載がありました。

Q5 普通のガムとかみ方は異なるのでしょうか?

A 普通のガムとはかみ方が異なります。ニコレット® は医薬品で、ニコチンがゆっくり放出されるよう工夫されたニコチンガム製剤です。ピリッとした味を感じるまでゆっくりかみ、ほほと歯茎の間にしばらく置きます(味がなくなるまで約1分間以上)。これを約30~60分かけてくり返してください。

 

ここには、「ほほと歯茎の間にしばらく置きます」と書かれていますね。

しかも、かぎたばこと同様でピリッとするそうです。

使い方と使用感については、完全にかぎたばこと同じです。

※かぎたばこを使えば禁煙できるというわけではないし、ニコレット=かぎたばこというわけでもありません。

 

何が言いたいかというと、

「ニコレット(医薬品)とかぎたばこって、仕組みは同じじゃない?」

ということです。

ニコレットとかぎたばこは、どちらも口の中でしばらく放置してニコチンを体内に摂取します。

つまり、口の中で直接ニコチンを入れても大丈夫だろうということが分かります。

 

実際私はかぎたばこを1週間ほど利用していますが、胃が痛くなったり口の中で炎症を起こすような異常は一度も起きていません。

かぎたばこを使うメリット

次は、かぎたばこを使うメリットを説明していきましょう。

個人的にはメリットがかなり強力なので、ぜひ参考にしてください。

メリット① 煙が出ないからどこでも使える

これは、他のどれよりも大切なメリットです。

煙が出ないということは、

・全面禁煙の飲食店
・飛行機の中
・電車の中
・禁煙者の中
・職場の中

・タバコの煙が嫌いな人の近く

こんな場所でも使用する事ができます

極論をいうと、「寝てる時と歯磨きをしている時以外はいつでもOK」という感じですね。

※上記シーンでかぎたばこが「喫煙」とみなされる可能性も0ではないので、自己責任でお願いします。

まあバレなければ人を不快にすることもないと思いますが…。

 

しかも、かぎたばこを口に入れた状態でも飲み物は飲めるし、食べ物も大丈夫でした。

これなら、かぎたばこを口に入れた状態で居酒屋で飲み食いするのも可能です。

メリット② タバコを摂取したという感覚がちゃんとある

「煙が出ないなら、使っても満足できないんじゃない?」と思いますよね。

私もそう思ってましたが、かぎたばこオンリーでも結構満足できます

 

かぎたばこには、ニコチン含有量が少ないものから多いものまであります。

自分にあったかぎたばこをちゃんと選べば、タバコを吸ってないのに吸った後のような感覚が味わえます。

参考までに、私はよく「マルボロ ブラックメンソール(8mg)」を吸ってました。

どちらかというと重めなタバコだと思いますが、そんなタバコに慣れている状態でもかぎたばこの使い勝手は良好でした。

 

ちなみにニコチン含有量の多いかぎたばこだと、3mgも含まれてました。

ブラックメンソール(8mg)はニコチン0.5mgなので、約6倍です。

もちろん摂取方法が違うので単純に比較できませんが、かぎたばこだからニコチンが少ないという事はありません。

メリット③ 灰が出ないので片付けが不要になる

これは上2つと比べると小さなメリットですが、かぎたばこなら灰皿が不要になります。

灰皿って毎回ゴミ捨てが地味に面倒だし、間違ってぶつかると灰が部屋中に散らばる事もありますよね。

 

でも、かぎたばこは使い終わったらティッシュにくるんでゴミ箱へ捨てるだけです。

ガムと全く同じなので、めちゃくちゃ手軽です。

あと、かぎたばこによってはケースにゴミ捨てスペースがあります。

これは「ゼロスタイル・スヌース」の裏蓋をあけた画像です。

ここが捨てるスペースになるので、外出中でゴミ箱がなくても安心して使えます。

メリット④ 両手が使える

ふつう紙タバコって、どちらか片方の手は使いますよね。

1分ぐらいなら口に加えた状態で両手が使えますが、灰を落とすのにどうしても片手が必要になります。

でもかぎたばこは、口の中に入れっぱなしなので両手がフリーになります。

これなら運転中とか仕事中でも手間がかかりません。

かぎたばこを使うデメリット

かぎたばこには、デメリットもいくつかあります。

これも踏まえて、試してみるか検討してください。

デメリット① 満足するまで少しタイムラグがある

まず1つは、紙タバコよりもニコチン摂取が遅いということです。

紙タバコなら肺から直接脳へニコチンが行き渡りますが、かぎたばこは歯茎や腸で吸収されるので少しタイムラグがあります。

とはいえ、個人的には口に入れて2,3分で満足感が出てくるので致命的なデメリットではないです。

デメリット② 口の中がヌルヌルする

これは唾液でヌルヌルするわけではなく、かぎたばこ自体がヌルヌルしてきます。

まあ捨てる時以外は気になりませんが、デメリットの1つとはカウントしないといけません。

デメリット③ エグみを感じる時がある

かぎたばこの種類によっては、口の中でタバコ特有のエグみを感じるケースがあります。

バニラやアップルミントなど香料が添加されている場合はほぼ無かったですが、香料もメンソールも添加していないタバコ味のかぎたばこにはエグみがあります。

これも継続的ではなく、かぎたばこと舌が触れた時ぐらいなので小さなデメリットだと思います。

かぎたばこが買えるのは通販サイトかタバコ屋

「じゃあかぎたばこってどこに売ってるの?」

という感じですが、これは通販サイトかタバコ屋がメインです。

昔ながらのタバコ屋にあるかは怪しいですが、タバコ専門店なら取り扱っているはずです。

 

また、近くにタバコ専門店がない場合は通販で買いましょう。

私は楽天で買いましたが、タバコ専門店のサイトでも購入が可能でした。

運転免許証とかを提出しないといけないのが面倒ですが、まあ仕方ありませんね。

 

ちなみに私が利用しているのは、この2つです。

上はクールミントなので、メンソール感が強くて爽快感があります。

下はバニラ味で、バニラ風味の飴みたいな感じで美味しくタバコが楽しめます。

 

これらの個別レビューに関しては、また後日書いていきます。

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