金融庁が「老後の生活には2000万円が必要」という報告は話題になりましたね。
「2000万円じゃなくて3000万円必要だ!」みたいな報告もあるそうですが、どちらにしてもかなりハードルが高そうです。
今は日本の銀行に預けていても「0.001%」くらいしか金利が付きません。
つまり、100万円を預けても1年でたった10円しか増えないって事です。
ATM手数料の方がはるかに高いので、預けておく意味もほぼ無いですね。
老後2000万に向けた投資信託
「銀行に預金しててもダメだ」
って考えてる人が多いみたいで、今は投資信託を始める方が増えています。
投資信託で良いモノを選べば、年3~4%ぐらいなら見込めますからね。
年3%だとしても、複利効果があるので100万円の増え方も変わります。
1年後:103万円(プラス3万円)
2年後:106万900円(プラス3万900円)
3年後:110万1070円(プラス3万2070円)
って感じに増えていきますから、投資信託を選ぶ人が増えるのもよくわかります。
複利効果があるので、早く始めれば始めるほど旨味がありますね。
でも投資信託って、なんだか怪しいイメージを持ってる方も多いと思います。
私も3年前ぐらいに初めたんですけど、最初はあんまりイメージよくありませんでした。
でも仕組みをよく知れば、良い投資だと分かりました。
投資信託は、
・他の投資よりも断然リスクが低い
・長い目で見れば資産が増えることがほとんど
という特徴があります。
先にどんな投資信託があるか知りたい方は、楽天証券のページが分かりやすいです。
⇒https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/learn/
投資信託がリスクが低い
投資信託の仕組みって、
「出来るだけ多くの株・国債を、少額ずつ購入する」
っていう仕組みです。
つまり、株式や国債を数多く持っているので、どこかがダメになっても他がカバー出来ます。
例えば、
Aさん:トヨタ自動車の株式を100万円分持っている
Bさん:トヨタ自動車50万円、日産自動車50万円
こんな人達がいたとします。
Aさんはトヨタ自動車の株式しか持っていませんから、トヨタの自動車でリコールが出た場合は資産が急激に減ります。
でもBさんは日産自動車の株式もあるので、Aさんほどは資産が減りません。
投資の世界では「卵は一つのカゴに盛るな」みたいな名言があります。
ようは、分散しておいた方が転んだときも安心だよという話です。
投資信託の場合は、商品にもよりますが、日本どころか世界中の株式や国債に分散投資することができます。
私が選んだ投資信託は「eMAXIS SLIM(8資産分等型)」という商品です。
これは、こんな風に分散投資が出来ます。
平たく言うと、世界全体に投資している感じですね。
これなら世界中が不景気になる「世界恐慌」とかが無い限り、安定して資産を増やすことが出来ます。
投資信託は長期的に利益が出やすい
これも、先程説明したような内容です。
世界全体に対して投資ができるということは、全体的に見て経済が成長すれば資産が増えるということです。
日本ではバブル崩壊後から経済的な成長はあまり大きくありませんが、ここ10年で考えてもアメリカや中国・インドなどの経済発展は大きいです。
今は発展途上国と言われているような国も経済的に成長してくるでしょうから、世界全体がマイナスということは考えにくいです。
つまり、トータルで見た時に経済的な成長があればその分資産も増えるということです。
株やFXに比べると資産がいきなり増えるような爆発力はありませんが、10年以上の長い目で見ると老後のための資産形成に役立ちます。
ちなみに下の画像は、日本を代表する会社225社に分散投資する商品の値動きです。
2004年のスタートから考えると、全体的にグラフは上昇していますね。
不景気なイメージがある日本だけでもこの15年で2倍以上のプラスになっていますから、世界全体で考えた時はもっとプラスになります。
投資信託 まとめ
投資信託はあくまでも「投資」ですから、必ず資産が増えるわけではありません。
でもこのまま銀行に預金していても、100万円が100万10円に変わるだけです。
国に頼ることが出来ないなら自分でお金を増やす努力も必要ですから、一度調べてみてください。
楽天証券なら、普段の買い物で溜まるポイントを投資信託に回せますから、結構便利ですよ。