停電した時に防災グッズがなくても、死ぬことはないと思います。
でも、防災グッズがないと停電するまであなたの生活が地獄になるかも知れません。
「最近地震とか台風が多いから、停電しそうで怖い…」
「停電した時に自宅で使える防災グッズを知りたい」
こう感じている方には、この記事が役に立つはずです。
防災グッズは普段から欲しいものじゃないですが、いざという時はどのお店でも売り切れてしまいます。
通販を使おうにも、流通がマヒしているかも知れないし、ネットでも売り切れてしまう事はよくあります。
なので、電気が使えて流通もマヒしていない今のうちに防災グッズを揃える事が大切です。
停電時に役立つ防災グッズ5選
実際に私は、東日本大震災と熊本地震で大規模な停電を体験しました。
どちらもまだ少し肌寒い春の出来事でしたが、せめて防災グッズがないと普通の生活が送れません。
そこで役立つのが、これから紹介する5種類の防災グッズです。
防災グッズ自体は無数にありますが、停電時に「最低限コレだけは持っておきたい」という防災グッズを集めたので、参考にしてください。
防災グッズ① ポータブル電源
まず最初に紹介する防災グッズは、ポータブル電源です。
これは「バカでかいモバイルバッテリー」という感じで、サイズもバッテリー容量も段違いの防災グッズとなっています。
重さも3~6kgぐらいと重いですが、自宅で使う分には大丈夫でしょう。
ポータブル電源はAC電源を直接差せるので、スマホやタブレットだけじゃなくて家電も使えるっていうのが大きなメリットですね。
夏に停電してしまっても、扇風機ぐらいなら余裕を持って使うことが出来ます。
ただ金額も高いし長く使うので、しっかり選んで購入したいアイテムでもあります。
何となくで選んでしまって
「思ってたように使えない…」
と後悔しないように、きちんと自分の用途にあったものを選びましょう。
選び方のポイントは、
○容量は十分か
○シガーソケットやソーラーパネル充電に対応しているか
○電源ポートは十分あるか
○出力波形はどちらにするか
このあたりでしょう。
容量については、
価格は抑えつつ停電対策をしたい場合:400Wh程度
本格的な停電に備えてガッツリ使う場合:500Wh程度
こういう基準で考えるといいでしょう。
悩む場合は、容量が大きな方を選んでおくのが無難です。
そして、シガーソケットやソーラー充電に対応しているタイプもあります。
シガーソケットタイプなら車にガソリンがあれば充電出来るので、環境次第で選びましょう。
ソーラーパネルタイプなら、ソーラーパネルを別途購入して接続すれば太陽光で充電出来るので、アウトドアとかにも使えます。
どちらもコンセントから給電するよりも時間がかかりますが、停電していても充電する方法があるというのは大きなメリットといえます。
ちなみに、ソーラーパネルはこういうやつです。
↓↓↓↓
そして電源ポートは、最低でも2つ以上あるタイプをオススメします。
家族で使う場合もそうですが、一度に複数の家電を使うときでもフレキシブルに対応出来るので、電源ポートが2個あるタイプを選びましょう。
最後に出力波形ですが、これは「正弦波」タイプを選びましょう。
もう1つの「短径波」タイプだと使えない家電が多いですが、正弦波タイプならパソコンを充電したり冷蔵庫・テレビなんかも使えちゃいます。
つまりまとめると、
○ガッツリ使うなら容量500Wh以上
○シガーソケットやソーラー充電が出来るタイプもアリ
○電源ポートは2つ以上を選ぶ
○正弦波タイプを選ぶ
という感じです。
個人的におすすめなのは、この2つです。
↓↓↓↓
2つ目はかなり高いですが、容量1200Whという驚異的なポータブル電源です。
一般的なスマホのバッテリー容量と単純比較すると、なんと111倍です(笑)
変換効率にもよりますが、スマホだけなら100回近くは充電できるレベルになっています。
防災グッズ② 防災セット
次に紹介する防災グッズは「防災セット」です。
いわゆる詰め合わせで、保存食や飲料水・トイレ用品・体拭き・保温シートなど様々な防災グッズがセットになっています。
防災セットは、人によって合う・合わないが結構分かれます。
「この防災セットはあったほうが良いな」
「これを買うぐらいならこっちを買いたいな」
という感じで、1つずつこだわって探したい方には防災セットは向きません。
でも、
「1から探すのも面倒だから、一気に買いたい」
「何が必要なのか分からないから、必要なものをセットで買いたい」
という感じで、とりあえず色んな防災グッズを揃えたい方には防災セットをオススメします。
ちなみに楽天で一番売れててレビューも高かったのはコレです。
↓↓↓↓
個人的には、防災セットは「ムダなもの」が多かったり、見た目だけカッコよくて中身が微妙なものも多いんで好きじゃないですが、これは結構良いです。
防災士と防災グッズメーカーが協力して開発されたということなので、本当に必要な防災グッズだけが揃っている感じですね。
内容物としては、
・手回し式ライト(ラジオ・サイレン・充電機能付き)
・LEDランタン
・防災エアーマット
・蓄光ホイッスル
・寝袋/アルミシート
・長期保存水(7年保存可能)
・アルファ米(水だけで食べられる)
・ライスクッキー
・簡易トイレ/目隠しポンチョ
・救急セット/からだ拭きシート/マスク
こんなにたくさん入っています。
個人的にポイントが高いのは、まず手回し式ライトです。
多機能なのもいいですが、充電機能が優れてますね。
普通のタイプだと、スマホに差している状態でず~っと高速回転させ続けないと充電されないので、ムダに体力を使っちゃいます。
あれは本当に疲れるし大して充電もされないので、最悪です。
でもこの手回し式ライトは、スマホを繋いでいない時でも回せば回すほど本体バッテリーに充電することが出来ます。
ご丁寧に説明動画までありました。
つまり、時間がある時に回しておいて、充電したいときにスマホに差せば良いんです。
これなら、ムダに疲れることもないし効率的だと思います。
この防災セットでも足りないモノは、別で購入すればいいだけです。
1点ずつ購入するのは地味に大変なので、防災セットを利用すると便利ですよ。
防災グッズ③ カセットガス
次に紹介する防災グッズは、カセットガスです。
カセットコンロに差して使うアレですね。
使用期限は「製造年月日から約7年」と長いこともあって、私は停電時に備えていくつもストックしています。
これの使いみちは、
・専用のストーブに使用する
・カセットコンロに使用する
この2つです。
カセットコンロに使うイメージしか無いかも知れませんが、実は専用ストーブにも使うことが出来ます。
停電していると
・エアコン
・石油ストーブ
・電気ストーブ
・コタツ
これが全部使えないんで、快適な暖かさを保つのがとても難しいんです。
でもカセットガスストーブがあれば、カセットガスを使ってストーブが使えます。
冬はもちろん大活躍するし、秋とか春も夜は冷えることが多いのであったほうが絶対にいいです。
私はこれを使っています。
↓↓↓↓
このカセットガスストーブは、カセットガス1本で約2時間30分ぐらいは連続して使用できるので、10本あれば2日間ぐらいは使えます。
不完全燃焼や転倒時などはきちんと安全装置が働くので、安心して使えるのも特徴です。
暖かさは、一般的な大型ストーブには敵いませんが、停電時に暖が取れるアイテムは数少ないので貴重な防災グッズです。
カセットガスは3本500円からあるので、コスパも結構良いと思います。
ただし5箱(15本)ぐらいはストックしておいたほうが良いと思うので、買いに行くのが面倒な方はカセットガスストーブと一緒にネットで買うのもアリです。
↓↓↓↓
そしてカセットガスは、カセットコンロに使う機会もあります。
停電時はIHクッキングヒーターも電気ケトルも使えないし、ガスコンロを使うのもちょっと不安ですよね。
地震が起きると自動的にガス供給が止まることもあるので、こういう時はカセットコンロが役に立ちます。
冷蔵庫にある食材が腐る前に料理して食べられるというのも地味にメリットです。
非常食だけ食べていてもしばらく生きていけますが、やっぱりたまには温かいご飯が食べたくなりますよね。
水とお米さえあれば鍋でご飯を炊くことも出来るので、こうやって停電を楽しむのもアリかも知れません。
コーヒーなんかも入れられるし、家の中でもキャンプしているような感覚がありますよ。
意外と持っている方は少ないと思うので、今のうちに準備しておくことをオススメします。
邪魔にならないコンパクトタイプはこちら。
↓↓↓↓
省エネでハイスペックなタイプはこちら。
↓↓↓↓
防災グッズ④ LEDランタン
次に紹介する防災グッズは、LEDランタンです。
懐中電灯とかも便利なんですが、スポットで照らす懐中電灯よりも空間を全体的にテラスことが出来るLEDランタンは便利です。
LED電球はやっぱり省エネなのか、単三電池でも結構連続して使えます。
明るさのモードにもよりますが80時間近くもつLEDランタンもあるので、夜ずっと点灯していても1週間は持つでしょう。
停電がそんなに続くことはレアですし単三電池を変えればいいだけなので、ぜひ持っておきたいアイテムです。
私が実際に持ってるのはコレです。
↓↓↓↓
最近買い替えたんですが、1000ルーメンという明るさは凄いですね。
最高240時間使えるのも便利です。
あと、手回し充電ができるLEDランタンもあります。
↓↓↓↓
これなら乾電池も不要なので、1つ持っておけば安心ですね。
防災グッズ⑤ 長期保存水
次に紹介する防災グッズは、長期保存水です。
地震や台風などで被災したら、断水になるケースも多いです。
被災した時は「風呂に水を貯めておけば良い」と言われているし、確かにトイレを流したりする分には重宝します。
でも正直、風呂に貯めた水を飲むのはイヤですよね。
携帯できる浄水器なんてのもありますが、自宅で停電に耐えるなら別に要らないと思います。
浄水するといっても風呂の汚れが混ざった水ですから、それを飲める方以外は飲料水を別で確保することをオススメします。
長期保存水は名前の通り、5年10年経っても飲むことが出来る飲料水です。
つまり、今買っておけば10年以内に停電になった時に役立つという事です。
私の家にあるのはコレです。
↓↓↓↓
これは10年間保存が出来るし、合計12Lとしては結構安いと思います。
「どこの山から出た天然水なのか」なんて気にしないので、安くて長期保存が出来る方が良いですからね。
ちなみに、成人だと1日の水分摂取量は2L以上が推奨と言われています。
あと、保存食の中には水を使って調理できるタイプもあるし、カロリーメイトとかは水分が欲しくなります。
なので、1人で1日2L以上は使う想定で買っておくほうが良いと思います。
3人家族で3日間の断水があると想定するなら、全部で18Lですね。
あとは、あえてウォーターサーバーを契約するという手もあります。
「なんで?」と思われるかも知れませんが、ウォーターサーバーの交換用水ボトルが緊急時には役立つからです。
こういうやつですね。
実際にウォーターサーバー用の水ボトルを直接飲んでいた知り合いもいましたから、役には経つはずです。
交換用水ボトルがあるのは、クリクラとかです。
停電時に役立つ防災グッズ まとめ
いかがでしょうか。
今回取り上げたモノ以外でもたくさん防災グッズはありますが、最低でもこの5種類は持っておくことをオススメします。
ポータブル電源があれば、ある程度は家電が自由に使えるようになります。
防災セットがあれば、1品ずつ防災グッズを買い足さなくても揃える事ができます。
カセットガスがあれば、ガスコンロで熱湯を用意したり簡単な料理も出来るし、ストーブで暖を取る事もできます。
LEDランタンがあれば、しっかり部屋を照らしてくれるので、危険も減るし停電時のストレスも溜まりにくくなります。
そして長期保存水を持っておけば、今後5年10年先に停電がおきても飲料水を確保することが出来ます。
一人暮らしかファミリーかによって必要な個数は変わりますが、必要になる防災グッズは変わりません。
地震や台風のせいでまたいつ停電するか分かりませんから、電気が使えて流通もマヒしていない間にきちんと揃えておきましょう。