新型コロナウィルスの感染拡大防止に向けて、安倍総理は2020年3月2日(月)から全国の小中高・特別支援学校を臨時休校とするように要請しました。
つまり3月2日から春休みを前倒ししてスタートさせるという事です。
これについては、感染拡大防止という点から見ると大きな効果を発揮すると思います。
学校は感染者がいるかもしれない状態で数百人単位が半日過ごすところなので、学生だけじゃなくて教員への感染拡大も防げる部分は大きいでしょう。
とはいえこれを決定したのはかなり急だったようで、現場の教員からは戸惑いの声があったとのことです。
そして厚生労働省は、保育園については一斉休園の要請をしないと発表しています。
これについては感染拡大防止よりも、小さな子どもを持つ共働き世帯などの生活を重視した結果だと思います。
上記2つを踏まえて考えると、
<メリット>
・新型肺炎の感染拡大防止につながる
・未就学児を持つ親は、今まで通りの生活ができる
<デメリット>
・保育園などでは感染拡大が防止出来ない
・小学生以上の子供を持つ親は、家で子供を見ないといけない(共働きにはきつい)
・保育園に勤めている保育士などは、仕事を休めない
こんな感じでしょうか。
一番大変になるのは、小学生~高校生の子供を持つ保育士だと思います。
特に小学校低学年の子供がいる場合、職場は休めないのに子供は見ないといけないわけなので、かなり負担を強いられることになりそうです。
保育士は責任・ストレスの割に給料が低くて辞めてしまう人も多いと言われていますが、このような事があると余計に退職してしまう方が増えてしまうように思います。
今回の件で、
感染拡大>小さな子どもを持つ家庭>保育士
という順番に重視されているんでしょうかね。
感染拡大防止が第一だし妥当な考えだとは思いますが、これによって今までより厳しい生活を強いられる方々には何か対策が欲しいところです。